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 IoTは、コンピュータの歴史が始まって多くのエポックがあった中でも、パソコンの登場、インターネットの出現に匹敵する大きな変革のキーワードであると考えています。コンピュータの極限までの小型化・高性能化、5Gで実現される通信ネットワークの超高速化、実用段階に入ったAI人工知能の益々の適用拡大は、新たな産業革命を起こそうとしています。

 そこで課題となるのが、地方都市広島でビジネスを営む我々中小企業にとって、IoTのトレンドを如何に、自らのビジネスに生かすことができるかだと思います。IoTは、技術革新における一つの技術概念と思いますが、適用範囲が広範囲なことから、ビジネスとしてどこから手を付けてよいのか戸惑われている企業が多いのではないでしょうか。私は、IoTにおける核となる技術基盤を習得・共有し、適用範囲を定めることにより、「広島発、全国へ、そして世界へ」と羽ばたけるのではないかと考えました。

 幸い広島には、計測と制御の分野で30年間に及びインターフェース機器と産業用コンピュータを開発し、全国の様々な大手企業の生産設備、社会インフラ、各種車両搭載機器として実績を持つIoT製品メーカがあります。本協議会の発起人企業10社のうちの1社インタフェース社です。
 私は、IoT製品メーカの様々な製品群の中で、IoT開発言語AJANに注目しています。AJANは、例えばC言語に比較すると3分の1から4分の1のステップ数でプログラムを書くことができます。私は、IoT開発言語としてのAJAN言語が、島根県のRuby言語と同様な成功を実現できると信じています。

 広島県下の製造業、ソフトウェア企業、FA企業、IoT製品メーカが共通の技術基盤を持つIoTクラスターとなり、IoT製品メーカの持つ先端的な製品・技術を共通基盤技術として、「メイドインひろしまIoT」の名のもとに「広島発、全国へ、そして世界へ」を目指しましょう。

 MiHiAは、IoTによりビジネス成長を目指す正会員の皆様のみならず、賛助会員として、ひろしまサンドボックス、広島銀行、ひろしま産業振興機構、広島県立技術短期大学校、また、県外の先端的な企業の皆様のご支援も頂けることなっています。

 ALL広島の力で、IoT・AIによるイノベーションを実現しましょう。

メイドインひろしまIoT協議会会長 福井五郎

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